北志賀(長野県栄村) 飯盛山(1140m) 2015年10月18日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 9:01 ゲート−−9:28 斜面取付−−10:07 飯盛山 10:09−−10:26 林道−−10:43 ゲート

場所長野県下水内郡栄村
年月日2015年10月18日 日帰り
天候快晴
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場ゲート前林道路側に駐車
登山道の有無無し
籔の有無杉植林は藪無しだが他は灌木+笹+根曲竹藪。山頂は木の藪が酷い/td>
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント地形図に無い沢沿いの林道で飯盛山近くまで歩いてから斜面に取り付く。下部は杉植林で藪は無く歩きやすいが、自然林に入ると灌木、笹、上部は根曲竹のオンパレード。山頂部は低い照葉樹の強固な藪に覆われる




地形図に無い林道入口にゲートあり ボロボロの看板
施錠されていない 林道をのんびり歩く。中央ピークが飯盛山
飯盛山が近づく ここから斜面に取り付く
藪は薄い 植林帯は藪皆無
植林から自然林へ 高度を上げると藪が濃くなる
また根曲竹藪。結構な急斜面 傾斜が緩むと灌木藪へ
山頂直下は低い照葉樹が強烈 飯盛山山頂
山頂付近から見た東の展望
林道到着 ゲート到着


 全国各地に飯盛山があるが栄村にも存在する。五宝木地区のすぐ西側。林道が使えればアプローチが楽だが残念ながら残雪期はこの林道は除雪されないのでアプローチが長すぎて登りにくい山となる。藪はあるだろうが無雪期の方がお得な山と判断した。

 地形図には存在しないが、ゴサイ沢の一つ北側の沢沿いに林道が存在する。これはグーグルの衛星写真で判明、DJF氏がやったように衛星画像を利用しない手はない。沢歩きの必要はなく麓まで林道歩きでOKなはずだ。

 カーナビに導かれて鳥甲牧場から五宝木へ。ここにはいくつか人家があり車が止まっているので生活の場としてちゃんと住んでいるのは確実だが、残雪期は除雪されないので冬は全員が下界に別宅を持っているのだろうか。

 地区を過ぎて橋を2つ渡ると衛星写真で発見した林道の入口が出現。ゲートがあって車は入れないが、よく見ると鎖には施錠されておらず手で開けることが可能。しかしこの一帯は五宝木地区の人以外は入山禁止(山菜、きのこ)の看板が出ていて、ただでさえ疑いの目を向けられてもおかしくないのに車で入るのはもっとヤバいだろうと判断し、車は入口に置いて歩くことにした。斜面取付までそれほど時間はかからないだろうから歩きでも構わない。

 最初の200mくらいは舗装だったがその後はダート。しかし普通車でも走行可能な路面状況で頻繁に車が入っているのが分かる。私が使っているカシミールの古いオフライン地図では林道が描かれ、沢沿い一帯は五宝木牧場と書かれているが、実際には沢沿いは藪で牧場は影も形も無かった。

 林道を歩いていると正面に山が見えてきた。地形図上からしてあれが飯盛山らしい。小さな顕著なピークで紅葉に彩られている。林道が沢から離れて高度を上げると飯盛山が近づく。東側はススキの原で東尾根に取り付くにはススキ藪を突っ切る必要があり、面倒なのでそのまま林道を進むと山頂南東で林道と斜面が接する場所があり、ここで斜面に取り付いた。

 斜面下部は潅木と薄い笹で大した藪は無し。少し登ると杉植林帯に変わり藪が皆無に。こんな植生は関東では当たり前だが長野に入って変な山ばかり登っていると珍しい。しかし林道から見たときに植林帯は下の方だけで上部は自然林だったので、この楽な状況が長続きしないのは分かっている。

 傾斜がきつくなると植林が終わってブナを中心とした自然林へ。笹と根曲竹が混じるがまださほどの密度は無く余裕の藪漕ぎ。でもできるだけ薄い場所を選んで登っていく。しかしある程度登ると潅木+根曲竹が強くなり、平泳ぎで掻き分けていく。最近はこんな場面ばかりで足よりも腕や胸の筋肉の方が鍛えられているかも。

 潅木地帯を抜けると傾斜が緩くなり山頂直下の東端へ出たらしい。僅かばかり尾根地形になった北側に乗り移るが、その北側は崖のように急激に落ち込んでいて気分よく歩ける場所ではなかった。でもここだけは藪は薄い。

 そんな場所もすぐ無くなって背の低い照葉樹の強固な藪に突入。山頂部は笹が無い代わりにこの藪がメインだ。地面に足が届かない場所もあり、ハイマツ並みの藪漕ぎを強いられる。GPSによると山頂まであと僅かだったが最後は苦労した。

 山頂到着。ここも地面付近は照葉樹藪に覆われ、周囲は高いアスナロで展望無し。人工物も無し。そういえばここまで目印皆無。訪問者は稀らしい。展望が開ければ目の前には遠見山や台倉山が並んでいるのだろうが。DJF氏はよりによって真夏に登ったが、私は又七山と合わせてあそこは残雪期だな。

 赤テープを残して下山開始。これまた出だしは激藪で方向を見失いやすい。このまま東尾根を下ってもいいが往路ルートが林道へ直接出られる最短なので右に進路を振って斜面へ突入。最初は藪が濃くまっすぐ下るしかできないが、ある線を境に急に藪が薄まって歩きやすくなる。そして植林帯。本当にここは天国。林道まではもう僅かで、最後は往路取付よりやや東で林道に出た。天気は快晴。この時期にしては気温は高く半袖シャツで気持ちよく林道歩きができた。

 

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